・・・時は現代。
魔都トーキョーを中心とした日本各地では
『空(から、うつろ)』と呼ばれる怪異が人間社会に紛れ、
様々な犯罪を巻き起こすようになっていた。
政府は怪異による犯罪を取り締まるべく特別対策室を設けた。
東京本部他、東北、中部、関西、九州に支部を設置し、
取り締まりに乗り出した。
その対策室の中で特異な立場の職員がいる。
特殊な「刀」を使い怪異を打ち祓う異能を持つ『捜査官』。
彼らがいてこそ対策が成り立ち、事柄にて帯刀を許されていることから、
この特別対策室については知る人々から『帯刀課』と呼ばれている―――。